帆布生地

帆布生地

帆布生地は、「倉敷帆布」と「和泉木綿帆布」を取り扱っています。どちらも8号帆布です。

2つの帆布生地の違い

  • 手触りが「倉敷帆布」はゴワゴワ「和泉木綿帆布」はサラサラです。
  • 「倉敷帆布」は糊がとても効いていますので、トートバッグにした時、硬く、帆布らしい仕上がりになります。
  • 「和泉木綿帆布」は、糊があまり効いていないので、柔らかい仕上がりになります。
  • 生地の厚みは、ほぼ同じです。

1.倉敷帆布

当店では、㈱バイストンの倉敷帆布を使用しています。

倉敷帆布生地の端をアップで写真撮ってみました。分かりにくいかもしれないですが、左側のプクっとしたところが、生地のミミです。

まさ
まさ

このミミ付き生地と言うのは、古い織機(しょっき)を使っている証(あかし)みたいなものです。

倉敷帆布は、もうすでに生産中止になっている古い織機しょっきを使用しています。

職人さんの勘で微調整したり(その日の天候や湿度に合わせた調整が必要らしいです)、生地の幅も90cmと狭く、生地を織る速度も遅くて、とても効率は悪いです。1日に50mくらいしか織れないそうです

古い織機で、糸にテンションを掛けずに、ゆっくり織ることで、ふっくらとした、なんとも言えない味わいのある、帆布生地を織ることが出来るんです。

こんなにハイテクで、自動化な時代なのに、何十年も前の織機で作った帆布生地に惹かれるなんて、人間ってアナログな生き物だなって思います。

2.和泉木綿帆布

和泉木綿帆布は、大阪の高級タオル、泉州タオルに使われる20番手のコンパクトコーマ糸を使用し、通常の帆布の倍の撚糸を掛け、泉州の帆布工場で織り上げています。

そんな高級タオルに使う糸を使って、またその糸が20番と細いので、よりたくさんの糸で撚って、一本の糸にして帆布生地にしています。

ちょっと話が逸れますが、帆布生地は1997年に廃止されるまで、JIS規格で細かく決められていました。(「帆布 JIS規格」と検索すると色々と出てきますので、興味がある方は見て下さい)

そのJIS規格によると、8号帆布は

「10番手の糸を、経糸たていと 3本、緯糸よこいと 3本、った糸を平織りした生地」

と決められていました。

った糸を使わないと、帆布生地ではない、ということなんです。撚った糸を使うことで、丈夫な生地になります。

英語の帆布に当たるキャンバス(canvas)は、撚った糸でなくても、太い糸を平織りした厚い生地をキャンバスと呼ぶので、正確には帆布=canvas ではないんです。(細かい話ですいません)

話を戻すと、和泉木綿帆布は、廃止されたJIS規格では、撚る前の糸が20番手と細いので(糸の番手は数が大きくなるほど細くなります)、8号帆布とは名乗ることが出来なかったのかもしれないですね。でも、細い糸をたくさん撚るのですから、手間もかかりますし、より丈夫になりますよね!その発想が面白いと思っています。

実際にぼくも糸を解いてみたのですが、糸が細いので、確認が難しかったのですが、6本ありました^^; 以前書いたブログで細かく説明しています。

(写真上)倉敷帆布:10番手の糸を3本撚って、1本の糸にしています。

(写真下)和泉木綿帆布:20番手の糸を6本撚って、1本の糸にしています。

倉敷帆布は、触るとゴワゴワのザラザラで、目の細かい紙ヤスリ?みたいな印象です。(まあ、それが帆布生地らしくていいんですけどね♪)

でも、この和泉木綿帆布は、手触りがサラッとしていて、若干光沢もあり、上品な印象なんです。

この同じ帆布生地なのに、触った感触が全く違うところが面白いです。

他にも、生地の表面に糊付けしてあるのですが、

「デンプン糊ではなく、化学合成の樹脂糊を使用しているため、カビには強い仕様になっている」とのことでした。

ちょっとした違いですが、個性があって面白いですよね♫

デニム工房スマイル

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